2023/06/17 00:00
いろんな着方や使い方ができる魔法の一枚布
ケニアやタンザニアなど東アフリカの国々で愛されている伝統的な一枚布カンガ。
現地では体に巻いて衣装にしたり、風呂敷のように物をつつんだり、さまざまな使われ方をしている万能な生活布。
カンガは東アフリカの女性とって無くてはならない存在です。
カンガは、大胆かつ繊細なデザインや、原色の大地・アフリカを彷彿とさせるカラフルな色柄が特徴です。
日本ではまだあまり知られていませんが、私たち日本人の生活にも素敵なアクセントを与えてくれる魔法の布です。
カンガってどんな布?
カンガは定型がある大判の一枚布です。サイズは長さが約160cm、幅が約110cm。色鮮やかな柄がプリントされています。
カンガの歴史
カンガのもとになったのは、ケニアの先住民マサイ族の人々がマントのように羽織っていた布といわれています。
19世紀半ばにサンジバルやモンバサなどの沿岸部に住みおしゃれな女性達が使うようになり、デザインも洗練されていき、民族布として定着していきました。
カンガ(Kanga,Khanga)は、アフリカに生息する「ホロホロ鳥」という意味です。
もともとのカンガ模様がホロホロ鳥のドット柄に似ていたこと、
そのカンガをまとった女性の姿がまるでホロホロ鳥のように見えたことからそう呼ばれるようになりました。
ホロホロ鳥
カンガには一枚一枚メッセージが込められている
カンガにはスワヒリ語で、ことわざや愛や平和の言葉、人生の教訓などさまざまな格言がプリントされています。
これらの言葉はJina(ジナ)、もしくはカンガセイイングと呼ばれ、カンガを特徴づける大きな要素になっています。
カンガのデザインについて
カンガは、Pind(ピンド)と呼ばれる縁取りの柄と、
中央部分のメイン柄Mji(ムジ)、
そしてスワヒリ語の言葉Jina(ジナ)の3つの要素でデザインが構成されています。
柄のデザインには、草花や鳥、農作物など自然をモチーフにしたものがほとんどです。
現地で盛んに作られている農作物のカシューナッツなどは定番のデザインとして良く見られます。
カンガのデザインは数え切れない程豊富です。
現地でも、「同じデザインに出会うのは難しい」といわれています。
カンガとの出会いはまさに「一期一会」なのです。
もし素敵なカンガと出会ったなら、すぐに購入することをおすすめします。
そのカンガはきっとあなたとの出会いを待ち望んでいたはずですから。
カンガをつかってあなたの暮らしにアクセントを
使い勝手の良い大判サイズでデザイン性も豊かなカンガは、あなたの生活に彩りを与えてくれます。
たとえば、
テーブルクロスにしたり
風呂敷のように物を包んだり
ソファやベッドのカバーにしたり
カーテンにしたり
ファブリック・パネルとしてお部屋のアクセントにしたり……
さまざまなシーンに活用できるマルチクロスなのです。
あなたの工夫次第で無限の可能性を発揮してくれるカンガ……
アフリカの大地、そして光と風を感じさせるカラフルで生命力あるれる「カンガ」のデザインは、
あなたの生活をきっと豊かなものにしてくれることでしょう。